埼玉東部エリアで58年。越谷市・草加市・春日部市・三郷市のお葬式・家族葬なら東冠
お通夜や葬儀で何よりも重要なのは、故人様を悼む気持ちです。
故人様を敬い、ご遺族の方やご参列された方々に違和感を与えないような服装が大事です。
この記事では、大人の葬儀のマナーとして、知っておきたい葬儀に適したネクタイの選び方を中心にご紹介させていただきます。
目次
葬儀用のネクタイの色は一般的に黒か黒に近い紺が良いとされています。
ただし紺色の場合、黒色のスーツと比べて明らかに紺色と感じられるものは避けましょう。
葬儀用のネクタイとして白色のネクタイも見かけます。
これは、宗派によっては白色のネクタイを葬儀の際に着用するケースもあるためです。
キリスト教系の新興宗教や一部の神道系の宗派で白色のネクタイをフォーマルとる場合がありますので、念のために宗教を調べておくと良いでしょう。
なぜ白いネクタイなのか?
一般的に男性のブラックフォーマルは、慶弔どちらにも使えますが、ネクタイは白と黒に使い分けされていて、白いネクタイは慶事に、黒いネクタイは弔事に用いられます。
しかし、宗教によっては弔事に白いネクタイをする場合もあります。
それは、宗教によって「死のとらえ方」が違うからです。
多数の宗教の中には、死を迎えることで、この世で犯した様々な罪が許されると信じられ、死を「祝福」すべきものと、とらえる宗教もあります。
黒色のネクタイを締めて葬式に参列するのが一般的なマナーですが、一部の宗教や宗派では白色のネクタイを着用する場合があることも知っておきましょう。
葬儀のネクタイは、紺色や濃い灰色などでも特に問題はありませんが、参列者のほとんどが黒のネクタイだと、どうしても目立ってしまいます。
できれば、まわりから浮かないように、光沢のないシンプルな黒のネクタイの着用をおすすめします。
葬儀の場は、なるだけシンプルにして目立たないようにするのが、故人様やご遺族様に対する心遣いといえます。
お葬式も告別式も喪服(ブラックスーツ)に白無地シャツ、黒無地ネクタイ、黒い靴下、黒い靴が一般的な参列スタイルとなります。
元々おしゃれな人は、濃紺や濃いグレー、目立たないストライプなどのネクタイを選ばれる方もいらっしゃるようですが、必ずしもマナー違反ではありませんが、「このような場所でおしゃれ心をださなくてもいいのでは?」といった見方をされる方も中にはいらっしゃいます。
喪服(ブラックスーツ)を着用する場合は、弔事用の黒無地ネクタイを合わせるのが一般的なマナーと心得ておきましょう。
葬儀用のネクタイとして相応しいのは黒の無地ネクタイです。
光沢もない、ごくシンプルなものが良いでしょう。
葬儀用ネクタイとして柄入りのものも販売されていますが、「マナー違反」と思われてしまう可能性もあります。
目を凝らさないと分からないようなものでも、気にされる方は、細部まで確認されていますので、常識的に相応しいとされる無地のネクタイを選ぶのが妥当です。
お通夜に参列する場合は、必ずしも黒のネクタイでなくてもかまいません。
昔から、訃報の知らせを受けたなら、とりあえず着の身着のままで駆けつけると言った風習があるからです。
そのときの服装が仕事帰りのスーツ姿で構いませんが、あまりにも派手なネクタイは避けるべきです。
できれば職場のロッカーに黒のネクタイとお数珠を置いておくようにすると、慌てずにすみます。
喪服のネクタイの長さについては、とくに決まりはありません。
一般的なネクタイと同じように、大剣の先端がベルトのバックルにかかる状態が適切とされています。
ネクタイを結んだ際の長さがバックルよりも長くなると、スタイルが悪く見えるうえに、だらしなく見えてしまいます。
また、ネクタイは、その人の身長に合った長さを選ぶとすっきり見えます。
日本人の平均身長や体重からみて、ネクタイの長さは145cm前後がベストとされていますが、例えば身長が165㎝前後ならネクタイの長さは145㎝前後、身長が175cm前後なら160㎝前後のネクタイの長さが適切なようです。
・小剣(スモールチップ)とは
ネクタイの細い方の剣先のことで、英国のクラシックなメーカーでは、4cm前後がスタンダードです。
・大剣(ブレイド)とは
エプロンとも呼ばれるネクタイの太い方の剣先です。幅はブランドによって異なりますが、
英国のクラシックなメーカーでは9.5cm前後がスタンダードです。
・小剣通し(ループ)とは
ネクタイを着用した際に小剣(ループ)を通し、ネクタイの収まりをよくします。ネームが小剣通しをかねている場合もあります。
おすすめはシルク素材です。
ポリエステルやレーヨン素材の葬儀用ネクタイもあり、シルク素材と似たような光沢を作り出せますが、素材の柔らかさがちがい光沢にも若干の違いがあるものです。
急遽、葬儀用ネクタイを購入する必要がある場合を除いて、1つはシルク素材の黒ネクタイを持っておくと良いでしょう。
ネクタイをしっかりと固定するために使われるネクタイピンですが、葬儀の際には光物とされます。
そのため、葬儀中のネクタイピンの使用は避けるべきです。
同様に、カフスボタンやポケットチーフなども外しておきましょう。
ネクタイピンについては、「真珠付きの光沢を押さえたシンプルなネクタイピンであれば、例外として着用してもマナー違反にならない」とか、「黒で光沢のないネクタイピンなら、身に付けても問題はない」などと言われています。
しかし、故人様のご家族にとって違和感を与えてしまうことがあるやもしれません。
考え方には個人差があるため、一般的なマナーに従い、ネクタイピンの着用は避けた方が無難かと思います。
葬儀用のネクタイはどこで購入できるのでしょうか?
急遽ネクタイが必要になってしまった際には、コンビニ等でも取り扱っている場合があります。
とくに、葬儀場や火葬場に近くにあるコンビニですと、高い確率で葬儀用ネクタイを置いています。
ただし在庫切れのケースもありますので可能であれば事前に電話連絡などで問い合わせて置くと万全でしょう。
職場の近くなど、すぐに立ち寄れる立地にダイソー・セリアなどの大手100均がある場合も、葬儀用のネクタイを置いていますので確認されてみて下さい。
ただ、こういった低価格で手に入る葬儀用のネクタイはやはりお値段相応ですので、過度な期待はできません。
可能であれば、通販や、青山などのスーツショップ、ユニクロやしまむらでもシルクの黒ネクタイが販売されていますので近場のショップで確認されてみるのも良いかと思います。
固く小さな結び目で、全体がすっきりとして見える特徴のプレーンノットという結び方が一般的です。
ここで注意したいのがネクタイを結ぶ時にできる“結び目下のくぼみ・えくぼ”=ディンプルを作らないと言うことです。
ディンプルを作ると、ネクタイが立体的に見え、華やかな印象を与えてしまいます。
しめやかな葬儀の席ではふさわしくないため、普段からネクタイを結ぶときにディンプルを作る結び方をしている方、つい癖でディンプルを作ってしまわないよう、ご注意下さいませ。
お通夜の場合でも、もしサラリーマンなら、できればネクタイを着用するようにしましょう。最近ではノーネクタイで出勤可能な会社も増えていますが、ネクタイがないとどうしてもカジュアルな印象を与えてしまいがちです。
日中に仕事があると、なかなか喪服一式を家に取りに帰ることは難しいですよね。
そのようなことから、急遽、お通夜に伺う際には、ネイビーやグレーのスーツで参列してもマナー違反にはなりません。
しかし、職種によって、どうしても作業着でお通夜に伺わなければならない際には、ご遺族様にその旨をお伝えしましょう。
また、最低の礼儀として、コンビニなどで新しい靴下を買い求めて着用しるようにしましょう。
お通夜は「取り急ぎ」ということで許されることが多いので、できる範囲で清潔にして伺うように心がけてください。
基本的には、お通夜でも葬儀でもネクタイなしで参列することはマナー違反になってしまいますが、お通夜は許されても、葬儀や告別式の場合は、必ず弔事用のネクタイを着用しましょう。
葬儀やお通夜にふさわしいネクタイは、光沢のない黒無地の弔事用ネクタイです。
急遽、職場からお通夜に行く場合などに備えて、弔事用ネクタイやお数珠をロッカーに置いておくと、焦らずにすみます。
この記事では、葬儀の際に知っておきたい、ネクタイのマナーについてまとめてご紹介して参りました。
正しい知識を身に付けて、いざという場合でも、慌てることや相手に不快な思いをさせてしまうことの無いように備えておきたいものですね。
埼玉の葬儀社【東冠】では、もしものときのために、24時間365日ご相談を受け付けております。
経験豊富なスタッフが全力でサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
血液型 A型
趣味 アウトドア
特技 火起こし