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危篤から臨終、そして死を迎えた時の対応について

今回は危篤から臨終、死を迎えた時の対応についての流れを話してしていきたいと思います。

長い療養生活を送っていても、医師から危篤を告げられたら気持ちが動転してしまいがちです。
しかし、最後に会わせてあげたい方やお通夜や葬儀のことを考えると、御危篤になられたときからの対応はとても重要です。今回は、危篤から臨終、そして死を迎えた時にご遺族様が行う対応について解説します。

危篤を告げられたときの対応

はじめに、危篤を告げられたときの家族の対応をご紹介します。危篤とは、いつ亡くなってもおかしくない状態のことです。まれに状態が好転して危篤を脱するケースもありますが、早くてその日のうち、長くて数日後にお亡くなりになる事例が多いです。ご本人様が危篤状態になると、病院から連絡が来ますので、落ち着いて対応しましょう。

危篤の連絡が来たら近しい方へ伝える

医師から「ここ数日が山だと思います…」と危篤を告げられたら、その場にいない家族や、意識のあるうちに会わせたい人に連絡をとります。

1人で全員に連絡するのは大変ですので、ご家族で協力し、親族、友人関係、会社関係など、分担を決めて行うと良いでしょう。
連絡する人数が多い場合は、各関係のうち代表1人に依頼して、連絡をまわしてもらっても良いでしょう。
ちなみに危篤を知らせる範囲は次のとおりです。

●家族・親戚
●本人とつながりの深い友人
●勤務先・学校・所属団体

日ころ連絡を取らなくても、本人と深いつながりがある人には、知らせたほうが良いかも知れません。
親族でも連絡を取っていない場合や、相手が遠方にいて高齢の場合などは、ケースに応じて判断しましょう。
家族であれば3親等までがひとつの目安となります。

なお、危篤の方が入院している病室にお見舞いが可能な人物は限られています。
ですから、本人と親しかった方、近しい方などのみだけに「入院先」や「病室の番号」「お見舞いの仕方」などを告げましょう。しかし、お見舞いにこられない方も御危篤を告げることで、心の準備ができます。

連絡をする際に伝えるべきことをまとめる

連絡をする際に伝えるべきことをまとめる

気が動転していると、自分の連絡先や電話番号などを、誤って伝えてしまうこともありますので、
下記のように必要な連絡事項をあらかじめまとめてから連絡を取りましょう。

●危篤者の名前
●病名と現在の状態・危篤になった日時
●危篤者がいる場所(病院なら、病院名・入院中の診療科名・部屋番号・住所・電話番号・最寄り駅など)
●面会可能な時間
●自分の連絡先(自宅電話番号・携帯電話番号など)

緊急事態なので、早朝や深夜でも、電話で連絡します。
メールは、相手がすぐ見るとは限らず、届くのが遅れることもあるので、避けましょう。

檀家となっているお寺や氏子になっている神社への連絡

檀家となっているお寺や氏子になっている神社があり、普段からおつきあいがある場合は連絡を取りましょう。住職や神主もいろいろな予定があります。危篤であると告げれば、段取りを組んでくれます。

互助会に入っている場合は葬儀社へ連絡

危篤になっている本人が互助会に入っている場合、危篤になったら念のために連絡を入れておきましょう。そうすれば、お亡くなりになった後すぐにスタッフが駆けつけてくれるので、お通夜や葬儀に関する話し合いができます。また、互助会に入っていない場合も
地域の葬儀社を調べておけば、いざというときにすぐに動けます。

まとまったお金を用意しておく

葬儀やお通夜などお亡くなりになった後は何かとお金がかかります。
クレジットカードでは対応できないことも多いので、危篤の知らせを受けたらまとまった金額を用意しておくと何かと安心です。

死を迎えた時の対応

死を迎えた時の対応
最近、日本では自宅での「看取り」が増えてきました。
それでも、多くの人は病院で死を迎えます。

亡くなった場合は、臨終に立ち会った医師が死亡診断書を作成します。
死亡診断書はほとんどの場合有料で、料金は1通3千円?1万円ほどです。
死亡診断書は、ご遺体の搬送や保険金の受け取りなどに必ず必要な書類なので、2?3通書いてもらう場合もあります。
※手続きによってはコピーでまかなえる場合もありますので確認しておくと良いでしょう。

自宅で死を迎えた方への対応

本人の強い希望や家族の理解によって自宅での看取りを選択した場合、すぐにかかりつけ医に連絡して死亡の確認を行ってもらいます。
自宅での看取りを選択した場合、その後の処置も看護師が行ってくれるので、お任せしましょう。
なお、自宅で看取りを選択した場合、かかりつけ医もその旨を承知して対応しています。夜半や未明であってもすぐに連絡をしてください。
看取りの後は、病院で亡くなられた場合同様、死亡診断書を作成してもらいます。

死亡診断書ができないとご遺体を動かせない

自宅で急にお亡くなりになられた場合は、対応が分かれます。
生死の確認ができない場合は119番に連絡して救急車を呼び、病院に搬送してもらってから死亡が確認されます。
明らかにお亡くなりになられている場合は、110番をして警察を呼んでください。
警察や監察医が遺体の状態を確認して検視を行い、事件性がないと判断されると死体検案書を作製してくれます。
死体検案書は死亡診断書とほぼ同様な内容ですが、費用が3万~10万円とやや高額です

葬儀社に依頼してご遺体を自宅か葬儀式場に搬送する。

病院によって異なりますが、亡くなると、ご遺体はいったん病院内の霊安室に安置され、
その後は、自宅に搬送するか、通夜・葬儀を行う葬儀式場に直接搬送するか、どちらかになります。

互助会に入っており、葬儀社が決まっている場合は病院や家から連絡しましょう。
担当者が24時間待機しているので、すぐにご遺体を引きとりにきてくれます。
葬儀社が決まっていない場合は、病院で紹介してくれる葬儀社に搬送を依頼しましょう。

病院からの紹介でも、葬儀もそこに頼まなければならないわけではなく、「搬送だけお願いします」と明確に伝えれば問題はありません。

退院の準備について

ご遺体搬送の手配をすませたら、退院の準備をします。平静さを失っていることも多いので、貴重品などの忘れ物がないように確認します。
帰宅後は葬儀の準備などで忙しくなりますから、病院への支払いは、できればその日のうちか、翌日までに済ませます。

金品は受け取らないという取り決めのある病院がほとんどなので、スタッフヘのお礼は原則として不要です。
どうしてもお礼をしたい場合は、皆で分けやすいお菓子などを、後日ナースステーションに届けます。
その際は、忘れずにお礼の言葉を添えましょう。

死亡診断書ができないとご遺体を動かせない

死亡診断書ができないとご遺体を動かせない
亡くなった場合、臨終に医師が立ち会っていれば、すぐに死亡診断書の発行を依頼します。

亡くなった場合は、医師による「死亡確認」が必要になるので、至急かかりつけ医に連絡します。
かかりつけ医がいない場合は、診療科目は問わないので、心あたりの病院や医師に連絡するか、119番通報して指示に従います。

いずれにせよ、医師が死亡診断書を作成するまで、勝手に遺体を動かすことはできません。
死因が特定できない突然死や事故死、死亡に事件性がある場合は、行政解剖や司法解剖が行われ、医師によって死体検案書が作成されます。
ご遺体がご遺族のもとに戻るまでに時間がかかることもあり、それまでは火葬や埋葬を行うことはできません。

親族・勤務先への連絡

医師から臨終を告げられたら、故人様の親族・友人・勤務先へ改めて連絡します。故人様に近しい方から順に連絡していき、葬儀前に故人様と対面できるかどうか教えてあげるといいでしょう。
交友関係が広い場合は友人代表に連絡し、その方に連絡係をお願いする方法もあります。
危篤の連絡の際に連絡網を造っておくと何かと役に立つでしょう。
尚、疎遠な親族などや勤務先などは葬儀の日程が決まった後で連絡しても大丈夫です。

葬儀の打ち合わせ

ご遺体が自宅に到着したら、葬儀社と葬儀について打ち合わせを行います。
菩提寺や氏子になっている神社がある場合、僧侶や神主の日程も確認しましょう。
また、近年は都市部を中心に火葬場の予約が取れにくくなっています。
タイミングによっては、お亡くなりになってから数日後でないと葬儀が執り行えないこともあるので、よく確認しておきましょう。
故人様が葬儀の形を希望しており、エンディングノートなどに内容が記載されている場合は、できるだけ希望を叶えてあげるよう葬儀社に相談してみてください。

直葬や家族葬を行う場合の注意点

核家族化が進み、ライフスタイルも変化した現在は既存の葬儀の形にこだわらない方も増えています。
直葬は通夜も葬儀も行わず、病院から火葬場へ直行し荼毘にふす方法です。
家族葬は、家族や近しい親族のみでお通夜や葬儀を行う方法です。
特に、家族葬は近年選択する方が増えています。
その一方で、葬儀を行わない場合ならではの注意点もあります。

参列を遠慮してもらう旨を連絡する

直葬や家族葬を行う場合、親族や故人様の友人、会社などにその旨を連絡しましょう。
高齢の方ほど葬儀や婚礼などのおつきあいを大切にします。
危篤やご臨終のお知らせを受けたら、お通夜や葬儀がいつ行われるのか気にされる方も多いでしょう。
また、荼毘に付されるまでに最後の対面をされたい方もいらっしゃいます。
故人様がまだお勤めをされていた場合は、会社もお香典を送ったり葬儀に参加したりする準備を調えているかもしれません。
全てが終った後で連絡するのは不義理になる恐れがあるため、臨終の連絡の際にその旨を伝えるといいでしょう。

お悔やみに訪れる方の対応を考えておく

故人様がすでに現役を退いて長い年月が経っており、おつきあいをしている親族やご友人も高齢で外出が難しいといった場合を除き、葬儀を行わないとお悔やみをのべに自宅を訪れる方も出てきます。
故人様の交友関係が広かった場合、少人数の訪問者が途切れずに長期間続く可能性もあるでしょう。
対応するご遺族様の負担も大きくなります。
また、お香典やお悔やみのお供物などへのお返しも個別に対応しなければならず、対応が大変になりがちです。
お香典やお供物を一切受け付けない、お悔やみの訪問もご遠慮いただくことも可能ですが、地域によってはご遺族様と故人のご友人様や親族との間にしこりが残るかもしれません。

お別れの会を開くという選択

ご家族様だけの家族葬を行った後、お別れ会を開けばお悔やみを述べたい方の対応もまとめて行なえます。
故人様が会社勤めを行っていた場合や、交友関係が広い場合は検討してみましょう。
ご遺族様の負担も軽減できます。

最後に

ご家族が死を迎える時には、気が動転してしまうものです。
今回のコラムを読んで頂き、危篤から葬儀までの流れを心得ておくと急な事態にも対応できるはずです。

納得のいくお葬式にするために、事前相談をお薦めしております。

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