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遺志を尊重した葬儀を行うために、今できること

葬儀を執り行う際、ご遺族がもっとも大切にしたいと願うことのひとつが「故人様の遺志を尊重すること」です。生前に語られていた想いや、ご本人が残した希望をできる限り反映させることは、ご遺族の心を支え、葬儀という時間に深い意味を与えてくれます。

この記事では、故人様の遺志に寄り添った葬儀を行うためにどのようなことを考え、どのように準備を進めれば良いのかを、具体的にご紹介いたします。

故人様の遺志とは何か

「遺志(いし)」とは、亡くなられた方が生前に抱いていた希望や思いのことを指します。葬儀に関する遺志には、以下のような内容が含まれることが多くあります。

  • 葬儀の形式(仏式・神式・キリスト教式・無宗教など)
  • 式場や場所の希望(自宅、会館、菩提寺など)
  • 誰に見送ってもらいたいか
  • 遺影や棺に入れてほしいもの
  • 戒名の希望
  • 音楽や花、雰囲気などに対するこだわり

これらは必ずしも書面に残されているとは限らず、日常の会話の中やメモ、エンディングノートなどから見つかることもあります。遺志は形式的なものだけではなく、人生の歩みや価値観、家族への感謝といった心の中の想いも含まれています。

遺志を確認するためにできること

ご逝去後に遺志を確認する場合、ご家族やご友人との会話、遺品の中にヒントがあることも多くあります。エンディングノートや遺言書があれば、それに従うのが最も確実ですが、何より大切なのは、故人様がどのような価値観を持ち、何を大切にしていたかという“想い”を読み取る姿勢です。

また、亡くなられた後に確認するだけでなく、生前のうちに自然な会話の中で葬儀について話す機会を持つことも、遺志を尊重するためには重要です。「もしもの時はこうしてほしい」と語っていた内容が、ご遺族にとって葬儀の方針を定める指針になることがあります。

東冠では、初回のご相談時に「故人様のご希望について思い出されることはありますか?」といった問いかけを通じ、ご家族が思い出を話しやすいようなサポートを行っています。話しながら気づく想い、共有されていく記憶の中に、遺志のヒントが隠れていることも少なくありません。

遺志を反映した葬儀のかたち

近年では、故人様の生き方や人柄を表現する、自由で温かな葬儀が増えています。たとえば、趣味の品を祭壇に飾ったり、好きだった音楽をBGMとして流したり、思い出のスライド上映を行ったりと、形式にとらわれない柔軟な演出が可能です。

また、生前の故人様のご希望により、あえて無宗教でのセレモニーや、家族だけで静かに見送る「家族葬」、自然の中で眠る「樹木葬」などを選ばれることもあります。遺志を尊重することで、ご遺族の中に「これで良かった」という納得感が生まれることも少なくありません。

葬儀は、形式以上に「その人らしさ」を大切にすることで、ご家族にとっても特別な別れの時間となります。

ご遺族の想いと遺志のバランス

ときには、故人様の希望とご遺族の考えに違いが生じることもあります。たとえば「家族だけで静かに」と語っていた方でも、ご遺族様は「これまでお世話になった方々にもしっかりお別れしてもらいたい」と思われることがあります。

そうした場合、どちらかの想いを無理に優先するのではなく、双方を調和させた形での対応が求められます。例えば、葬儀は家族葬で行い、後日お別れの会を開催するなど、選択肢はいくつもあります。

東冠では、故人様の遺志とご家族の気持ちを丁寧に伺いながら、最適なスタイルをご提案し、無理のない範囲で想いを実現できるようサポートいたします。

生前からできる準備と、東冠のエンディングノート

近年、ご自身で葬儀の希望を記しておく「エンディングノート」を用意する方が増えています。形式に決まりはなく、手書きでも市販のテンプレートでも構いません。大切なのは、「どのように見送ってほしいか」「誰に感謝を伝えたいか」といった気持ちを、書き残しておくことです。

エンディングノートには、希望する葬儀の形式や式場の指定、呼びたい人の名前、希望するお花の種類や音楽、ご自身の言葉で伝えたいメッセージなどを自由に記入することができます。これはご遺族様にとって、気持ちの整理や判断の助けとなり、葬儀に迷いなく臨むことができる大切なツールになります。

東冠でも、お客様にご活用いただけるオリジナルのエンディングノートをご用意しております。これは、単なる項目の記入用紙ではなく、「想いを伝えるためのノート」として、人生の振り返りや大切な人への感謝を書き留められる内容になっています。

ご希望の方には、事前相談の際に無料で配布しており、ご家族との会話のきっかけや、ご自身の心の整理にもご活用いただいております。専門スタッフが記入のサポートもいたしますので、「どう書いていいかわからない」といった場合でも安心です。

このように、生前から準備をしておくことは、ご自身だけでなくご家族の心の支えにもつながります。「まだ先のこと」と思っていても、元気なうちにこそ、ご自身の想いを残す準備をされることをおすすめいたします。

まとめ

故人様の遺志を反映した葬儀は、ご遺族にとって大切な別れの時間を深めるだけでなく、「あの人らしい見送りができた」と思える心の支えにもなります。

ご本人が大切にしていたこと、ご家族に託したかった想い。それを形にすることは、単に“希望を叶える”だけではなく、そこに集うすべての人の心をつなぎます。

東冠では、ご家族の想いを丁寧に伺いながら、故人様の遺志を大切にしたご葬儀をサポートしています。どのようなご希望でも、お気軽にご相談ください。ご本人、ご家族にとって最もふさわしいお見送りの形を一緒に考えてまいります。

ご葬儀に関することなら、私たち東冠にお任せください 無料相談 無料見積もり 無料資料請求 0120-55-7800