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お坊さんのいないお葬式は恥になる…?値段や注意点について
かつて、お寺は地域の市役所的な役割を担っていました。地方によっては、檀家とお寺の結びつきが強く、お盆やお彼岸には必ずお坊さんが仏壇にお経をあげにくるところもあるでしょう。
その一方で、「特に宗教にこだわりはないし、宗教に関係もないからお坊さんを呼ぶ必要をあまり感じない」とお坊さんなしのお葬式にしたいと考える方が増えてきています。
また、故人が生前から「宗教に依らないお葬式をしてほしい」と希望している場合もあるでしょう。
ここでは、「お坊さんのいないお葬式」について、メリット・デメリットをはじめ、知っておきたい注意点についても解説していきます。
目次
お坊さんなしでお葬式をするには、いくつかの葬儀タイプがあります。
神式とは神道の形式によるお葬式です。この場合は、神主がお坊さんの代わりを勤めます。キリスト教式の場合は、神父さん、もしくは牧師さんが葬儀を執り行います。したがって、お坊さんがいないだけで、葬儀の形は仏式の葬儀とそれほど変わりありません。
厳かな雰囲気の中、それぞれの宗派に則った形で葬儀が進みます。
お坊さんなどの宗教者を招かずに行う葬儀です。
公営斎場・葬儀式場などで、きちんと故人様とのお別れの時間や場所を設けたいけれども、宗教儀式を希望しない家族葬として、希望される方に向いています。
無宗教葬にはいろいろな形がありますが、一般的には葬儀の進行を務めるのは司会者で、友人や親族のお別れの言葉が述べられたり故人の生前のメッセージが流されたりします。
型がない分、「どうやって進行すればいいのかわからない」とご遺族様が困惑されるケースもあるため、故人様が希望する葬儀の形があれば、それが最優先される場合が多いでしょう。
直葬には、お通夜や告別式は含まれません。
納棺の後に、そのまま火葬場に運んで火葬を行います。
火葬の際に僧侶による読経が行われるのが一般的ではありますが、希望すれば一切の儀式をなくすことも可能です。
2020年以降、社会が大きく変化して皆で集まって故人を偲ぶ、昔ながらの葬儀を行うのが難しくなり、直葬を選択する方が増えたように思います。また、生涯未婚の方や、子どもがいない方、親族づきあいや友人づきあいがほとんどない方も増え、「葬儀をする意味がない」と考える方にも直葬は人気があります。
「お坊さんのいないお葬式は世間的に非常識なのか?」と心配される方もいらっしゃいます。
お葬式は故人様のためでもありますが、それ以上に残されたご家族が最後に故人様とお別れをする気持ちの整理をし、ご遺族の気持ちを慰めるためという側面があります。
ですから最終的には、故人様の希望であれば故人様の希望を重視し、ご家族がどのように判断されるかです。
お坊さんを呼ばないお葬式は、故人やご遺族の意思として尊重されるものであり、決して非常識なものではありません。
お坊さんにお葬式に来てもらうとなると「お布施」という謝礼として、一般的な平均は20~50万円です。※日数、戒名(法名)の有る無しで変わります。
お盆・彼岸・年忌法要などの法要にともなう「お布施」も続きますから、その費用もかかることになります。
無宗教葬にすれば、「お布施」が一切掛からないというメリットがあります。
仏式や神式など宗教に沿うお葬式では、規定の儀式に従う必要があります。
そのため、式の進め方を自由に変えるということはできません。
無宗教式であれば、故人様のお気に入りの音楽をかける、花を飾ったキャンドルをともす、ビデオで故人様の生前の姿・家族や友人との思い出を、来場者と共有することも可能です。
自由度が高くアットホームなお別れを実現させることができます。
かつてはお寺とお付き合いのないご家庭で人がお亡くなりになった場合、葬儀社がお坊さんを紹介するのが一般的でした。本来、檀家と菩提寺は普段から交流があるもので、お坊さんは故人の死を悼み、葬儀を取り仕切るのと同時に残されたご遺族を慰める役目も担っていたのです。葬儀の説法では故人の思い出を語り、ご遺族と共に悲しみを共有するケースも珍しくありませんでした。
しかし、お通夜の席で初対面となるお坊さんでは、お経をあげてもらう以外の役目は担えません。また、人には相性があるため、「お坊さんに来てもらったけれど、どうも苦手なタイプ」という場合もあるでしょう。葬儀を取り仕切ってもらったお坊さんは、四十九日法要、一周忌法要も依頼するケースが多いです。しかし、「あのお坊さんに来てもらうのはちょっと」となるとストレスもたまります。
故人が熱心な仏教徒など特殊な事情がない場合は、無理にお坊さんを頼まなくてよく、余計な心的負担もかかりません。
古くからお付き合いのある菩提寺がある場合、菩提寺の僧侶に葬儀のお勤めと戒名(法名)を頂くことが暗黙のルールです。
菩提寺に知らせることなく独断で葬儀を行ってしまうと、納骨を断られるなど問題につながる可能性があります。
菩提寺が遠くても必ず連絡を入れ、お坊さんなしの葬儀をしても納骨をしてもらえるのか、確認を取りましょう。
納骨を断られる場合は、宗派を問わない民間の墓地(霊園や納骨堂、永代供養墓など)を検討する必要が出てきます。
親族の中には一般葬が当たり前と考えられる方もいらっしゃいます。
お坊さんなしでの葬儀を希望しているのであれば、事前に参加される親族に相談されることをおすすめします。
なぜお坊さんを呼ばないことにこだわりたいのか、しっかりと説明し理解をしてもらうことが大切です。
ここではお坊さんを呼ばないお葬式や納骨などをスムーズに行うポイントを紹介します。
ご家族がお亡くなりになってから「お坊さんを呼ぶか呼ばないか、今すぐ決めなければ」となるとなかなか大変です。
家族全員が元気なうちに、いちど葬儀について話し合っておくのもおすすめです。
お坊さんが取り仕切る一般葬は、葬儀の流れがある程度決まっています。参列者も把握しやすく、弔辞で故人様を偲び、焼香で故人様に心の中でお別れも言えるでしょう。しかし、宗教に依らない葬儀の場合、流れが決まっていません。
無宗教葬(送る会)などを多く経験した葬儀社に相談していただくか、インターネット等で調べたうえで「どのような葬儀にするか」をしっかりと決めましょう。
そうすれば、故人を偲び、思い出を語り合える良い葬儀になります。
また、「自分の葬儀は無宗教で行ってほしい」という場合は、生前から葬儀の形式を考えておくのがおすすめです。
エンディングノートなどに、希望する葬儀の形を記したり、家族で話し合ったりすれば、亡くなった後もスムーズに話が進みます。
家族全員が、お坊さんを呼ばない葬儀を行うことを了承していることが大切です。
特に、菩提寺がある場合、高齢の方ほど義理を大切にして一般葬をおこなおうとするケースもあります。親子、兄弟で意見が分かれた場合、葬儀が執り行われないまま日数が過ぎていく恐れもあります。
また、代替わりの際にも注意が必要です。子世帯が都市部へ別所帯を設け、親が地方に残って生活しているご家族は珍しくありません。
親の代まで菩提寺とお付き合いがあっても、子世帯はほとんど没交渉という場合もあるでしょう。
そのようなご家族で親御様がお亡くなりになった場合、子世帯が「親戚も少ないので、家族葬を無宗教で行う」と早々に決断してしまうと、菩提寺との間でトラブルになるケースもあります。特に、菩提寺にお墓がある場合は一度でも葬儀の相談をしておきましょう。
仏式で葬儀を行った場合、戒名を授かって位牌を作ってもらい、仏壇に故人様をお祀りします。神式の場合は、諡号をつけてもらい、御霊舎(みたまや)を作ってそこで故人様をお祀りします。しかし、宗教に依らない葬儀をした場合、戒名や諡号はありません。仏壇や御霊舎がある場合は、生前のお名前のままそこにお祀りしてもいいでしょう。
しかし、お仏壇などがない場合、故人様のお祀りの方法を考えておかないと、葬儀後に困る場合もあるでしょう。また、仏式や神式で葬儀を行わないと、法要もありません。それも承知しておきましょう。
さらに、お墓のことも考えなければなりません。宗教に依らないお墓を新たに作るのか、菩提寺の許可を得て先祖代々のお墓に入れてもらうか考えましょう。近年は樹木葬や散骨などお墓を持たない形式も増えています。故人様を偲びやすい形を時間をかけて考えても大丈夫です。
故人様がこだわりを持っていた場合、葬儀らしくない形で見送ってほしいと希望される場合もあるでしょう。故人様のご希望に沿う形が一番ですが、葬儀は遺族様とお付き合いがあったご友人、知人様たちが最後のお別れをする厳粛な場でもあります。
あまりに一般的なご葬儀とかけ離れた形を故人様が希望した場合は、葬儀を行った後でお別れの会をしてもいいでしょう。
東冠では徹底したヒアリングの上で、故人様・ご家族様のご意思を尊重したお葬式の形を提案させて頂きます。
お葬式に関する分からない点、不安な点など、どんな些細な事でもございましたらご遠慮なくご相談下さい。
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