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こんなにあるの?葬儀の種類について徹底解説

一口にご葬儀といってもその種類は様々です。
ご葬儀の形式は宗教・宗派により異なりますが、お葬式の目的や規模による違いもございます。
最近は従来の形式や宗教にとらわれない、新しいかたちのご葬儀も増えてきました。
このコラムでは従来からのご葬儀の形式から新しいご葬儀まで、ご葬儀の種類について簡単にご紹介いたします。

一般葬のメリット

一般葬はいわゆる「従来通りの一般的な」葬儀のこと。一般葬では初日に通夜を行い、翌日に葬儀・告別式を行うのが基本です。
ご家族様やご親族様以外にも会社関係やご近所の方など、一般の方も参列します。利用者の多くは「故人様の交友関係が広く、参列者が多い」「華やかで規模の大きな葬儀をしたい」などの理由で一般葬を挙げられます。

一般葬のメリット

一般葬が選ばれる理由

一般葬はこれまで行われてきた葬儀の形式であることから、ご家族様、喪主様をはじめ参列者の方にもなじみのある葬儀形式なので安心できるご葬儀のかたちです。このほかにも以下のようなメリットがあります。

●故人様が生前お世話になった方にきちんと挨拶が出来る
●思い出話を通じて故人様を偲ぶことができる
●ご葬儀後の弔問対応の負担が軽減する
●決まった形式・流れであるため準備がスムーズ

一般葬の注意点

一般葬以外にも家族葬など小規模な葬儀が増えてきたのは、理由のひとつに経済的な側面があります。
一般葬はどうしても費用がかかってしまうのです。
このほかにも以下のような注意点があります。
●参列者が多く葬儀の規模が大きいため、費用が高くなりやすい
●葬儀の準備や参列者への対応が多くなる
●自由度が小さいため画一的な葬儀になりやすい

家族葬

家族葬

ご葬儀の特徴

家族葬とは、家族や親族を中心に行う、1人から30人程度までの小規模な葬儀形式です。
家族での「お別れの時間」をゆっくりと過ごすことができ、思い出話などしながら、故人様との別れに向き合うことができます。また、家族だけでなく近しい知人や友人にも声を掛けることができます。

家族葬が選ばれる理由

家族が呼ぶ方を決めることができるので、参列人数や費用の目安を把握できるのがメリットです。また、ご参列の方へ対応する時間が少ないので、余裕をもってゆっくりと故人様とのお別れの時間を過ごすことができます。

家族葬の注意点

家族葬の注意点としては、参列できない人がでてくる可能性があることです。
家族葬は一般葬に比べて小規模な葬儀会場で行なうため、多くの人が参列できるわけではありません。
参列できない人に対しては家族葬を行なうことを伝えるなど、配慮も必要になるでしょう。

密葬との違いは

古くから「密葬」という葬儀形式がありました。
密葬のきちんとした定義はないものの、ご家族様やご親族様を中心に故人様をよく知る人だけで行なうスタイルです。
密葬は内々に行い、広く告知することはありません。
現在では家族葬と密葬はほぼ同義といってよいでしょう。

社葬

社葬

ご葬儀の特徴

社葬とは会社に対して功績を残した人の死を社を挙げて執り行う葬儀のことを指します。また、葬儀費用については社で負担をして執り行われます。一般的には会社で重要な人の死は社の士気を低下させますが、社を挙げて葬儀を執り行うことによって、新体制の披露や新たなる方針を示す機会にもなり得ます。
社葬は一般葬や家族葬と異なり、喪主と施主が別となります。社葬の場合はご遺族様が喪主となり、施主は会社がなるのが一般的。つまり、葬儀を開催したのは会社というわけです。

社葬が選ばれる理由

社葬は会社の事業や業績に特に貢献のあった人が対象となります。会社の創業者などがよい例です。会社の知名度やイメージが向上するため、積極的に行う会社もあります。

■会社のイメージアップにつながる
社で挙げる葬儀なので、社員を大事にしている会社というイメージをアピールできる。
■営業活動の一翼を担う
取引先への挨拶と同時に新体制を報告ができ、親密度がアップ。費用は会社の経費とでき税法上の優遇があります。
■社員の結束
会社の重要な人であったり、功績を残したりした人の死を社で一丸となって弔うため、社員の士気は向上します。

社葬の注意点

多くのメリットがある社葬ですが、注意点もあります。それは裏方で働く社員についてです。参列者の選定、会場の手配、当日の采配など、会社側が行なう業務は多くあります。結局実際の業務を行うのは社員です。当日参列者として出席しなければならない人もいるでしょう。こうした社員の動員が、会社側が考えるような社内への好影響につながらない場合もあります。

自然葬

ご葬儀の特徴

自然葬とは「亡くなったら自然循環に還りたい」という故人様の要望を叶えた葬儀方法を指します。
自然葬は大きく分けると2つです。「散骨」と「樹木葬」です。また、散骨には様々な種類があります。

■散骨の種類について
遺灰を森や林に撒く「山林散骨」、海に撒く「海洋散骨」、空に撒く「空中散骨」とそれぞれ呼ばれます。さらには宇宙に撒く方法もあり、「宇宙葬」と呼ばれています。
また、散骨はお墓がないため費用面で負担が少ないことを理由に故人より要望がされることもあります。

■樹木葬について
樹木を墓標にして遺灰を埋葬します。この場合、墓標は墓石ではなく埋葬した樹木となります。

自然葬が選ばれる理由

自然葬が選ばれる理由は経済的な問題と環境的な問題をクリアできる点にあるでしょう。お墓がないため、建立費用や維持管理費が必要ありません。「自然に還る」といった生物本来のサイクルを想起できるのも人気の秘密です。
■お墓を継承する人がいなくとも大丈夫
■お墓を建てるよりも費用面で負担が少ない
■残された家族に墓地管理の費用負担をかけたくないと考える人に最適
■宗教・宗派を問わずにできる
■故人様の意志を尊重できる
■自然環境にも優しい

自然葬の注意点

反対に自然葬はどこでもできるわけではありません。確かに遺灰がどこにでも撒かれてしまうのは考えものです。また、従来のようなお墓がないためお墓参りといった行事もスタイルが大きく変わります。
■従来の供養ができない
■遺骨が残らない
■墓地として認められた土地でしか行えない

無宗教葬

ご葬儀の特徴

無宗教葬とは僧侶など宗教者を一切呼ばず宗教儀式に縛られることなく行う葬儀のことを指します。最近では特定の宗派にとらわれる事無く、無宗教で葬儀をあげたい、というご要望が増えています。

無宗教葬が選ばれる理由

葬儀には宗教者が不在なので、読経や戒名代などのお布施がありません。また、無宗教につき、初七日~四十九日法要(最大7回)
更に一周忌、三回忌などの行事が無いため、費用面での負担が少ないことが挙げられます。
経済的な側面だけでなく、形式の面でもメリットもあります。無宗教であるため、宗教の形式にとらわれる必要がなくなります。故人様の個性や好みに沿ったオリジナルの葬儀が可能です。

無宗教葬の注意点

菩提寺がある方はお寺へ納骨できない可能性があります。このため、菩提寺へ事前に確認する必要があるでしょう。お寺によっては戒名を付けず、読経もしていない故人様を受け入れしてくれない場合があるので注意が必要です。
また、冠婚葬祭はなるべく伝統的な形式を崩すべきはない、という考えを持っている方もいます。ご遺族様や友人からの反発も考えられます。

音楽葬

音楽葬

ご葬儀の特徴

音楽葬とは無宗教葬の一つです。故人様の好きな音楽や思い出の楽曲をBGMとして使用したりピアノの生演奏など、自由な形で葬儀を執り行えます。注意点は上の5.に挙げた「菩提寺がある方は僧侶へ事前に確認する必要がある」という点です。

音楽葬が選ばれる理由

故人様を思い出すきっかけとなります。音楽は映像とともに思い出しやすい記憶です。「お父さんはこの曲が好きだった」「母とあの時この曲を聴いた」といった音楽にまつわる故人様の記憶はよみがえりやすいのです。
また、音楽葬はご遺族様が主体となって行うことが多い葬儀形式です。自分たちが故人様を送り出す、といった意識が強くなり、よりよい葬儀となります。

音楽葬の注意点

新しい葬儀形式に共通することですが、これまでの葬儀と異なることにより反発も予想されます。
音楽葬の場合、葬儀会場が限定される可能性があります。スピーカーから音楽を流す程度ならば多くの会場が対応できるでしょう。ただ、バンドやピアノの生演奏となると開催できる会場が限られてきます。大音量になるほど、対応できる会場が限られてくるでしょう。

生前葬

ご葬儀の特徴

生前葬とは自分が生きている間に自らの葬儀を行うことを指します。通常の葬儀とは異なり、決まった形式がないので堅苦しくならず、また、本人が元気なうちに行えるので、湿っぽい雰囲気にもなりません。私たち東冠は、様々な形式のご葬儀に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

生前葬が選ばれる理由

生前葬が他の葬儀スタイルと大きく異なるのは、送られるべきご本人様がまだ生きている点。これによって日頃の感謝を参列者に伝えられるばかりか、自分が思った通りの式を開催できます。自分が開催することで家族への負担も軽減可能です。

■直接気持ちを伝えられる
ご家族やお世話になった友人・知人を招いて直接お別れや感謝の気持ちを伝えることができます。
■自分の思い通りの葬儀ができる
生前葬の内容は通常の葬儀と違い、内容に決まりがないので自分で自由に決めることができます。どこで誰を呼び何をするかもですが、時間に制約がないので、納得がいくまで準備ができます。
■家族への負担を減らすことができる
生前葬を行っていると、通常の葬儀をある程度簡略化することができます。また、生前葬は自身で打合せや手配をするので、労力的な負担を減らすこともできます

生前葬の注意点
一方、生前葬の開催にも注意点があります。まだ生前葬は一般的とはいえません。「生前葬は有名な人がやるもの」といったイメージを抱いている人もいます。新しいスタイルのため、理解を得られない可能性もあります。また、生前葬をしたからといって、亡くなってから葬儀をしなくてよい、とはなりません。このため、生前葬と亡くなってからの葬儀と二度手間になる可能性もあります。
■自分本位に注意
■ご家族様やご親族様の理解を得るのが難しい
■二度手間になる可能性

まとめ

生前から自身の死と向き合い「自分らしい葬儀」の準備を行う方、とにかく時間とお金をかけずに済ませてしまいたいという方など、ご葬儀に関する考え方は様々です。そのため様々なお客様のご要望に対応できるよう、葬儀形式の多様化が進んでいます。ご葬儀の形式を見比べて、ご自身、そして大切なご家族様にとってふさわしいご葬儀とはどのような形か、考えるきっかけになればと思います。事前にご葬儀の形式を決めておくことで、ご家族様の負担を軽減することができます。
私たち東冠は、様々な形式のご葬儀に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

納得のいくお葬式にするために、事前相談をお薦めしております。

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